液晶ポリマー(LCP) ザイダーの特徴 – ②成形性

他の熱可塑性樹脂と比べて溶融粘度が低いため流動性に優れ、かつ固化速度が速いためにバリが発生しにくく、優れた成形性を有します。 また、結晶化度は金型温度の影響を受けにくいため、金型温度を低くすることができます。加えて、アウトガスが殆ど発生しないため、型の腐食を抑制できます。

  • LCPの中でもトップクラスの流動性でバリを抑えるので精密部品製造に最適
  • 厚み0.1mm以下の部品にも適用可能
  • さらに従来のLCPで実現できない高靱性で、落下衝撃が想定される部材に適用可能

成形性

流動性に優れ、微細で複雑な部品成形に適します。
複雑な形状でもバリがほとんど発生しません。低い金型温度で成形できます。
アウトガスがほとんど発生せず、金型の腐食が抑制できます。

代表物性値

単位 グレード
項目 M-350
密着性ガラスフリー
MG-340LT
高流動低ソリ
標準成形温度 350 350
標準金型温度 80 80
成形収縮率 MD 0.01 0.00
TD 0.35 0.37
標準成形温度 単位
グレード
M-350
密着性
ガラスフリー
MG-340LT
高流動
低ソリ
350 350
標準金型温度 単位
グレード
M-350
密着性
ガラスフリー
MG-340LT
高流動
低ソリ
80 80
成形収縮率 単位
MD・TD
グレード
M-350
密着性
ガラスフリー
MG-340LT
高流動
低ソリ
MD 0.01 0.00
TD 0.35 0.37